10/26 細川家ゆかりの火鉢
こんにちは肥後細川庭園です。
10/19(水)に永青文庫所蔵の『細川家ゆかりの火鉢』が2階山茶花に搬入されました。
肥後細川庭園のある、文京区目白台は明治5年から昭和41年まで、高田老松町と呼ばれていました。(現在もこの町会名が残って居ます)
この地にあった細川家の下屋敷の門前に、「鶴」「亀」と名付けられた2本の老松があったことがその地名の由来とされています。
この火鉢は、後年枯れてしまった松で作られたとされる物です。底面には「亀」の朱書きがあることから
亀松をもとに作られたと推測されます。
この度、鶴見大学ご協力のもと2年半をかけた修復を終え、肥後細川庭園に展示頂けることとなりました。
楕円形で長径が96㎝もあります。
設置は学生さんが4人がかりで動かしてくださりました。
火鉢の横には永青文庫でご作成くださった解説文も展示しております。
ぜひ皆様にも御覧頂き、当時に想いをはせて頂けましたら幸いです。
大変貴重な物ですので、お手を触れないようご注意ください。