月: 2021年3月

こんにちは、肥後細川庭園です。

神田川沿いの桜も咲き始めた3月18日、今年度最後の庭カフェトークをオンラインにて開催しました。

 

第15回目となる今回は「和菓子と四季」をテーマに、株式会社虎屋 虎屋文庫で、和菓子に関する歴史文化の研究や資料収集をなさっていらっしゃる河上可央理さんにお話しいただきました。

和菓子と一口に言っても様々なお菓子がありますが、日本の四季折々の自然を美しく表現した上生菓子は、元禄時代から始まったそうです。それまではお菓子といえばお餅やお団子などが主流でしたが、茶の湯の広がりとともに、白砂糖を使った“上等の”お菓子が京都の上層階級で広がり、様々なデザインが生まれていきました。

上生菓子には、春は桜、夏は金魚や水模様、秋は紅葉や名月、冬は雪や氷など、季節ごとに日本人が愛でてきた動植物や自然現象、風景、生活用品などが抽象的にデザインされており、「見立て」を楽しむことができます。形や色だけでなく、素材で季節を感じる工夫もなされています。さらには、和歌や俳句の季語、名所の地名などを背景として名付けられた菓銘(お菓子の名前)も多く、和菓子は「視る」「味わう」「触る」「匂う」「聴く」を通して味わえる、まさに五感の芸術なのでした。

 

このような美しい和菓子のデザインを今に伝えているのが、菓子見本帳(お菓子のデザイン帳)です。現在でいうカタログにあたり、当時は、見本帳をご覧いただいてお客様の注文を受けたそうですが、古くは元禄時代の見本帳も保存されているとのこと。掲載されたお菓子の中には、現在まで、デザインもほぼ変わらず数百年も作られ続けているものもあるそうです。

虎屋さんの注文帳には、細川家五代綱利が和菓子を注文した記録が残っているだけでなく、虎屋の職人を招いて藩の御用菓子屋に京菓子の製法を習わせたこともわかっているそうです。和菓子の美しさとおいしさはお殿様をも魅了したのでした。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

今年度は今回で終了となりますが、また、5月より、庭カフェトーク2021春夏の開催を予定しております。詳細決まり次第発表いたしますので、どうぞお楽しみに!

 

※許可なく文章や画像をコピー使用することを禁止します。

こんにちは、肥後細川庭園です。

 

園内のサクラが満開となっております。

日曜日は雨の予報がでておりますので、土曜日までが見頃となりそうです。

ソメイヨシノ Yoshino cherry tree

ソメイヨシノ Yoshino cherry tree

 

ヤマザクラ Wild cherry tree

またモミジの新緑も始まり、サクラとモミジの新緑が一緒にお楽しみいただけます。

モミジの新緑  Fresh green of maple

その他、秋に黄色の紅葉が見られるエノキの葉芽も大きくなってきており、

サクラが終わると新緑が楽しめそうです。

 

エノキ Chinese Hackberry

感染対策を実施しながら、ぜひサクラの鑑賞を楽しまれてくださいね。

 

※許可なく文章や画像、データを利用することを禁止いたします。

 

Cherry blossoms in the park are in full bloom. It is forecast that it will rain on Sunday, so it will be in full bloom until Saturday.  Fresh green of maples has begun, and you can enjoy it at the same time.  In addition, the leaf buds of Chinese Hackberry, which has yellow autumn leaves, are getting bigger.  It seems that you can enjoy the fresh green when the cherry blossoms are over.  Please enjoy watching the cherry blossoms while taking measures against infection.

藤岳南画研究会作品展 3/22(月)~4/18(日) 9:00~17:00

松聲閣集会室等を利用して活動している「藤岳南画研究会(とうがくなんがけんきゅうかい)」の作品展を行います。

庭園内松聲閣の2階「山茶花の間」に掛け軸14点、絵画14点、俳句1点、書1点など、たくさんの作品をご出展頂きました。

※最終日4/18(日)は15:00頃から撤収作業を行います。

生物や景色、俳句など、研究会の皆様それぞれが「描きたい」と思ったものを生き生きと描かれています。

庭園をテーマにした作品もたくさんあります。

「南画とは南宗画とも言います。

中国の揚子江を境にして、南側の温和な気候風土に似ていることから、日本人に好感を持って迎えられ、現代に伝えられています。

南宗画の伝統は職業画家ではなく、画才を持つ文人・詩人が描く自由闊達なものです。」

~研究会様より南画紹介文~

ご来園の際は、ぜひ肥後細川庭園松聲閣2階「山茶花の間」にお立ち寄りください。

 

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