月: 2020年11月

こんにちは、肥後細川庭園です。

約半年間のお休みを経て、10月22日に庭カフェトークを再開いたしました。今回より、会場参加に加え、オンラインでもライブ配信いたしました。

 

さて、10月に行われた第11回目は、「お庭と石」と題して、有限会社重森庭園設計研究室代表で、作庭家としても活躍していらっしゃる重森千靑さんに石の魅力についてお話しいただきました。

日本庭園を訪れるとそこかしこで必ず目にする“石”の意味をご存じですか。元来、日本庭園は、お庭という限られた空間で日本の自然を模したものと言われていますが、石も同じく、自然風景にある山や山脈を表現したものだそうです。それだけではなく、石は長い年月が経っても形が変わらず、永遠性を持つと考えられたため、神様が降臨する場所として、また、中国から伝わった神仙思想の表現方法の一つとして石が用いられています。

このように思想や神様の象徴として使われてきた石の据え方や見立て方に決まりはありません。基本的にはバランスの良い奇数個の石、特に3つの石を、立石・横石・伏石といったようにそれぞれの形や組み合わせも考えながら据えていきます。石自体がもつ存在感を考えながら、お庭の思想に合わせ、かつ不自然でないよう工夫して配置していくプロセスはダイナミックさと繊細さを併せ持つ作業ともいえます。

 

実際のお庭では、神仙思想を具体的に表現した石を観ることができます。たとえば、長寿の象徴としての鶴や亀、また、不老不死の仙人が住む島に行くための船、さらにはその島にそびえる蓬莱山などです。さらには、自然を模して水墨画的な表現に用いられることもあり、石橋や滝、また川の流れをも石で表現されているお庭があります。

 

ここ肥後細川庭園でも、亀石や船着石、礼拝石といった様々な石が配置されています。今回のお話を伺い、石がもつ役割とお庭全体に込められた思いを再確認いたしました。

 

会場で、またオンラインでご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

第12回、11月12日(木)、「あかり文化に見る日本人の感性」と題して、山家哲雄 照明デザイン研究所の山家哲雄さんにお話しいただきまました。近日紹介させていただきます。

 

※許可なく文章や画像をコピー使用することを禁止します。

こんにちは、肥後細川庭園です。

 

毎年恒例の冬の風物詩となっている 松の雪吊り設置作業が現在行われております。

本来は、枝が折れやすい松を雪から守るためのものですが、

東京では例年雪が少なくなってきているため、冬の風景としてお楽しみ頂けます。

そんな雪吊り作業を少しご紹介いたします。

雪吊りは、色々と種類ががあると言われておりますが、

肥後細川庭園の雪吊りは、庭師さんのオリジナルの形です。

 

まず松に支柱を設置します。

松の枝葉に合わせて湾曲させる周りの竹は、庭師さんがひとつづつ

割竹して加工していきます。

松の枝葉に合わせて、竹を組んでいき外周の割竹設置の位置を決めていきます。

位置が決まれば、その後は割竹を湾曲させ、それに紐を結わえていきます。

こうして完成する松の雪吊りは、庭師さんの感性により松の個性に合わせて

設置されていきます。

 

ぜひ、美しく冬支度を終えた松を観に庭園に遊びに来てくださいね。

 

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こんにちは肥後細川庭園です。

本日は松聲閣前の正門広場にて「竹灯籠つくりワークショップ」を開催しました。

定員いっぱいの30名の皆様のご参加を頂き、30個の素敵な竹灯籠が出来上がりました。

熊本からお越し頂いた、ちかけん三城賢士さんのご指導で、模様選びからドリル(キリ)での穴あけまで。

自分で好きな模様を選び竹に貼り、オリジナルの竹灯籠を作っていきます。

穴開けが始まると皆さんすごい集中で、わき目も振らず制作に励まれていました。 

出来上がった竹灯籠は、12月20日(日)まで、庭園の正門広場に展示させて頂く予定です。

今年は秋の紅葉ライトアップ「ひごあかり」がコロナウイルス感染拡大のため、中止となってしまいました。

このため、皆様に少しでも秋の紅葉の魅力を楽しんで頂きたく、「正門広場」と「水神社」の簡易なライトアップを開催します。

竹灯籠は松聲閣前正門広場を彩ります。

「松聲閣前正門広場」、「水神社」ともに係員は居りません。周囲の方のご迷惑にならないよう、静かにご観覧ください。

 

※許可なく文章や画像をコピー使用することを禁止します。

 

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