11/26 松の雪吊り
こんにちは、肥後細川庭園です。
毎年恒例の冬の風物詩となっている 松の雪吊り設置作業が現在行われております。
本来は、枝が折れやすい松を雪から守るためのものですが、
東京では例年雪が少なくなってきているため、冬の風景としてお楽しみ頂けます。
そんな雪吊り作業を少しご紹介いたします。
雪吊りは、色々と種類ががあると言われておりますが、
肥後細川庭園の雪吊りは、庭師さんのオリジナルの形です。
まず松に支柱を設置します。
松の枝葉に合わせて湾曲させる周りの竹は、庭師さんがひとつづつ
割竹して加工していきます。
松の枝葉に合わせて、竹を組んでいき外周の割竹設置の位置を決めていきます。
位置が決まれば、その後は割竹を湾曲させ、それに紐を結わえていきます。
こうして完成する松の雪吊りは、庭師さんの感性により松の個性に合わせて
設置されていきます。
ぜひ、美しく冬支度を終えた松を観に庭園に遊びに来てくださいね。
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