こんにちは、肥後細川庭園です。
少し前になりますが、3月31日にさくらウィーク「和の伝統芸能鑑賞」能の会を開催しました。
講師は、2016年から毎年ご出講いただいている、
十二世山階彌右衛門さんです。
毎年のことでついつい当たり前に思ってしまいますが、
この近さで舞が見られる機会は、実に貴重なことです。
彌右衛門さんは話術もまた素晴らしく、能に触れるのが初めての方でも安心して参加できるよう、わかりやすい言葉でユーモアたっぷりにお話くださいます。
今年も盛りだくさんの内容でした。
彌右衛門さんのご指導で、参加者全員で謡の練習をしました。
お道具の解説もあり、面(おもて)や扇などの由緒や使い方などの説明もありました。
舞、所作、謡、装束、お道具すべてが持つ意味を知った上で改めて鑑賞すると、より深く楽しめます。
最後に能の演目の一つ、「田村」を鑑賞した後、もっと間近で面を拝見したり、直接質問をしたりできる時間を設けました。
参加者の方々は熱心にご覧になっていました。
ご参加ありがとうございました。
伝統芸能は堅苦しいとか、初心者にはハードルが高い、などの声をよく聞きます。
こうした講座をきっかけに、気軽に舞台を観に行く方が増えることを願っています。
最近では、お値段も手ごろで、能以外の芸能とのコラボイベントなども開催されているようです。
興味を持たれた方は、どうぞ足を運んでみてください。
一般社団法人観世文庫
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