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山鹿灯籠まつり展開催中

こんにちは、肥後細川庭園です。

 

昨年に引き続き、毎年8月15・16日の2日間に山鹿市で行われる「山鹿灯籠まつり」を応援する、「山鹿灯籠まつり展」を開催しています。

山鹿市はじめ、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

今年は山鹿灯籠とともに、和紙の産地として有名な山鹿市が誇る伝統工芸の一つ、「来民うちわ」を展示しています。

来民うちわは山鹿市の東部にある来民(くたみ)で作られた団扇で、戦国時代末期の慶長5(1600)年に、同じく団扇の産地である丸亀の旅僧が一宿のお礼に製法を伝えたのが始まりとされています。

熊本藩の初代藩主である細川忠利公が団扇作りを奨励し、江戸時代を通じて盛んに作られたそうです。

かつては年間500~600万本作られていた時期もあったそうですが、現在はわずかな職人さんによって伝統が受け継がれています。

 

来民うちわの特徴は、和紙の表面に柿渋を施した独特の風合いです。

柿渋で和紙全体をコーティングすることにより、防虫効果を発揮し、100年でも使える丈夫な団扇となります。

また、年月を経ることで色合いが深みを帯びていきますので、赤ちゃんの誕生祝いや結婚式の引き出物、還暦のお祝いなど、縁起物として用いられています。

 

会場では「山鹿灯籠まつり」のDVDを上映しています。

 

また、毎年「山鹿灯籠まつり」のポスターを手掛ける鶴田一郎氏のポスターコレクションも展示しています。

8月4日(土)~11日(土)を前期、8月12日(日)~19日(日)までを後期として、展示を入れ替えます。

ぜひ前期と後期、どちらもお楽しみください。

 

さらに期間中の土曜日と日曜日には、喫茶「椿」のお抹茶セットにミニ灯籠最中が登場します。

上品な甘さの餡子と、サクッと柔らかい皮の最中を、ぜひご堪能ください。

※数量限定。売切れの際はご容赦ください。

 

さらにさらに、期間中毎日、着物・浴衣でご来園の方には、喫茶「椿」のお抹茶セットを100円引きの400円でご提供するサービスを実施しています。

酷暑が続いていますが、花火大会やお祭りへお出かけになる前に、ちょっと寄り道してお抹茶とお菓子を楽しんでいかれてはいかがでしょうか。

 

一度「山鹿灯籠まつり」を見てみたいけれど、一年のうち2日間しかやっていないお祭りに行くのは難しい!という方は、パンフレットをお持ち帰りください。

定期的に「山鹿灯籠おどり」を披露している「八千代座」や、周辺施設、イベントの情報が満載です。

 

「山鹿灯籠まつり展」は8月19日(日)まで実施しています。

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