水墨画の世界
こんにちは、肥後細川庭園です。
松聲閣(しょうせいかく)の集会室は、さまざまな用途でご利用いただいております。
先日、南画の教室をされている「楽朋会」様の活動を拝見しました。
「楽朋会」様では、水墨画の一つである南画の制作をされています。
南画とは中国の南宋画の流れを汲み、日本で発展した様式・画派だそうです。
力強い筆致を生み出すため、竹を細かく割いた筆や、コシのあるイタチの毛を用いた筆で描いていくのだとか。
近くで見ると、紙がしわくちゃになったり、穴が開いている部分もありました。
力強い濃淡や、陰影の深みを表現するために、水を多く含ませたり、高い筆圧で筆を押し付けたりするので、そうした箇所が出てくるとのことでした。
皆さん、思い思いのものを描かれていました。
聞けば、日本庭園で見たものをスケッチをされることもしばしばあるのだとか。
当園を大活用していただき、ありがたい限りです。
素敵な作品を見せていただき、ありがとうございました。
またのご利用をおまちしています!