さくらウィーク【能】の鑑賞会を開催しました
こんにちは、肥後細川庭園です。
3月24日より「さくらウィーク」と題し、イベントを行っております。
その一つ「和の伝統芸能鑑賞会」の第1日目となる【能】の鑑賞会を本日開催しました。
今年も昨年に引き続き、観世流能楽師の十二世山階彌右衛門さんをお迎えしました。
毎年行っているこの鑑賞会は、3回目の開催になります。
毎年おいでの方、能に詳しい方、初めて参加される方、初心者の方、どなたにもわかりやすい言葉で能という芸能の成り立ちや特長、衣装や小道具などについての解説、舞や謡の実演がありました。
参加者の皆さん全員で謡を練習するコーナーもありました。
「田村」の一節を彌右衛門さんの指揮に続いて謡います。
皆さん最初から大きく堂々とした声で、とてもその場でいきなり発声されたとは思えない素晴らしさでした。
貴重な面もこの距離でみることができ、面の種類やそれを使用する作品についてのお話しもありました。
最後は、観世流能楽師で彌右衛門さんの弟である観世芳伸さんが「羽衣」が披露されました。
普段なかなか見ることのない近さで、天女の舞をご覧になった参加者の皆さんは、鑑賞会の後も興味は尽きない様子で、貴重なお道具の一つ一つに見入っていました。
「銀座の観世能楽堂に行ってみます!」とおっしゃる方もおられ、興味を持っていただく機会になったのは嬉しいことでした。
一人でも多くの方が、実際の舞台に足を運ぶきっかけとなれば、と思います。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
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◆一般財団法人観世文庫・一般財団法人観世会 共同運営公式ウェブサイト「KANZE.NET」◆
観世能楽堂では、本格的な能はもちろん、初心者向けのイベントや、能以外の芸能の催しも行われています。
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