ヤマボウシの赤い実
こんばんは、肥後細川庭園です。
5月のブログで、白い花が咲いている風景をお届けしましたが、あっという間に実がなっています。
花、と書きましたが、白い花びらのように見えるものは苞(ほう)と言い、葉のようなものです。
実際は真ん中にある緑色の丸いものが花です。
ヤマボウシは漢字で「山法師(山帽子という説も)」と書き、白い苞が法師の頭巾のように見えることから、この名前が付いた、という説が一般的です。
薄いオレンジ色や濃いピンク色、真っ赤になったものまで、丸い実がいくつもなっています。
正門を入ってすぐのサワラの木のそばにあるので、入ってくるときは気づきにくいかもしれません。
松聲閣の玄関を出て、右手にありますので、目にも鮮やかなヤマボウシの実を見上げてみてください。
このヤマボウシ、食べられるのをご存知ですか?
生でそのまま食べたり、ジャムにしたりと、様々な楽しみ方ができます。
気になる方は、機会がありましたらぜひ試してみてください。
当園では不必要な植物採集はできませんので、食べたことのないスタッフたちも興味津々です。
ちなみに食べたことのあるスタッフの感想は、「おいしい」と「あんまり…」に分かれました。
いずれにせよ、見ているだけでも心がなごむような、ヤマボウシのかわいらしい赤い実です。