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菊の花びら~重陽の節句飾り

こんにちは、肥後細川庭園です。

さてクイズです。このおりがみでできた菊の花びらは、ある鳥のかたちをしています。

何の鳥のかたちをしているでしょうか。

 

今年も重陽の節句が近づいてきました。

重陽の節句は9月9日。「菊の節句」と呼ばれ、菊の花を飾ったり菊のお酒を飲んだりして、長寿を祈る行事です。

松聲閣では、おりがみ作品の展示を行っています。

作者はお茶の水おりがみ会館の瀬沼絢子先生です。

庶民の間では、豊穣の秋を祝うお祭りでもあったようです。

江戸時代には「栗の節句」とも呼ばれ、栗ご飯を食べるなどの風習があったと言われています。

思わず食べたくなる、おりがみの栗や柿です。

 

中でも素晴らしい作品は、この菊の活け花です。

このうちの奥にある6本の菊の花びらを良く見てください。

本物の菊のように、無数の花びらがあるように見えます。

なんと、一枚一枚が、おりがみの鶴でできています。

長い時間をかけて、丁寧に一つ一つ折られたことがうかがえます。

これをご覧になった方々の長寿を祈る、瀬沼先生の気持ちが込められた作品です。

重陽の節句飾りは、9月9日すぎまで展示の予定です。

 

さてここで、この記事を読んでおりがみに興味を持った方に朗報です。

8月26日(土)に、松聲閣で「おりがみ教室」を行います。

パンダやカエル、スイカなど3~4作品を制作します。

初心者の方でも大丈夫。おりがみ会館の渡部先生が、丁寧に指導してくださいます。

未就学児から大人まで、どなたでも参加できます。

お申し込みは、松聲閣(電話:03-3941-2010)までどうぞ。

 

8月24日追記:おりがみ教室は中止となりました。

引き続き「山鹿灯籠まつり展」も行っております。

紙だけでできた山鹿灯籠、そしておりがみの重陽の節句飾りを見て…

最後に「おりがみ教室」で、紙に触れる充実したひとときを楽しんではいかがでしょうか。

お待ちしています!

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