月: 2017年8月

こんにちは、肥後細川庭園です。

 

本日は、九州産交ツーリズム株式会社様による熊本城復興応援ツアー「細川忠興公とめぐるゆかりの地」で熊本からお越しになったお客様をお迎えしました。

熊本藩54万石の大名だった細川家は、江戸時代にいくつもの藩邸を持っていました。

そのため、ゆかりの地も多く残っています。

今回は、「熊本城おもてなし武将隊」の細川忠興公とともに、そうしたゆかりの地を巡られるそうです。

その一つとして、肥後細川庭園にもお立ち寄りいただきました。

 

当園では昼食後、永青文庫の林田常務理事より解説がありました。

その後、当園所長・山野より、江戸末期以降に細川家の学問所として使用され、今も当時の姿を残す庭園の歴史や、台地の丘陵を活かした池泉回遊式庭園の特長をお話ししました。

本日は、熊本からはるばるお越し下さるお客様をお迎えするため、特別な行事や催事の時に披露している「一成一切成」の掛け軸を床の間に飾りました。

こちらは細川家現当主・細川護煕氏の筆による書です。

参加者の皆さんは、細川家に詳しい方も多く、興味深そうにご覧になっていました。

 

その後、庭園を散策し、参加者の皆さんは、忠興公とツーショット記念撮影会へ。

忠興公には過去2回、当園へお運びいただいており、今回は約一年ぶりのおいででしたが、すでに園内のことはよくご存知で、我が庭のようにお客様を先導されていました。

御腰にはもちろん、愛刀・歌仙兼定が。

今年3月に「肥後細川庭園」へと名称変更した際に制作した九曜紋の扇子をお持ちくださり、記念に一枚。

 

所長もご一緒させていただきました。

忠興公、九州産交ツーリズム様、ありがとうございました。

 

その後、ご一行は永青文庫に向かわれました。

良い旅となることをお祈りしています。

 

さて、今回のように細川家ゆかりの地を巡るのに、うってつけのパンフレットをご紹介します。

「東京の中のくまもと」と「目白台・関口おさんぽ帖」です。

「東京の中のくまもと」は熊本県広報課が発行した、文字通り東京にある熊本ゆかりの地を網羅した冊子です。

都内各所にある細川家屋敷跡はもちろん、熊本に縁が深い夏目漱石や小泉八雲の旧居などを紹介しています。

 

「目白台・関口おさんぽ帖」は、文京区観光協会が発行しており、肥後細川庭園のある目白台・関口周辺の名所旧跡、グルメ情報を詰め込んでいます。

かわいいイラストや写真も豊富で、わかりやすい地図も掲載されています。

 

どちらも無料で手に入ります。

当園でも配布していますので、熊本ゆかりの地めぐりや目白台周辺の散策にご活用ください。

(在庫切れの場合はご了承ください)

 

こんにちは、肥後細川庭園です。

 

梅雨を迎えるあたりから、庭園ではいたるところにキノコが生えてきます。

雨の日の後の芝生にニョキニョキ…なんてことも。

場所によって、あるものは伐採し、あるものは見守っています。

四葉のクローバーのような形のキノコもあります。

 

キノコに詳しいスタッフがおらず、なかなか名前がわかりません。

図鑑と首っぴきで調べましたが、似たようなキノコがいっぱいあるんですね。

ものによっては毒キノコの可能性もあります。

見つけても、絶対に採集しないでくださいね!

 

それでは目で楽しむキノココレクションをどうぞ。

いずれも園路から見えるところに生えています。

ご興味のある方は、キノコを探しながら散策されるのも面白いかもしれません。

その際には、頭上にもくれぐれもお気をつけて。

こんばんは、肥後細川庭園です。

ヤマボウシの赤い実がなる季節になりました。

5月のブログで、白い花が咲いている風景をお届けしましたが、あっという間に実がなっています。

花、と書きましたが、白い花びらのように見えるものは苞(ほう)と言い、葉のようなものです。

実際は真ん中にある緑色の丸いものが花です。

ヤマボウシは漢字で「山法師(山帽子という説も)」と書き、白い苞が法師の頭巾のように見えることから、この名前が付いた、という説が一般的です。

薄いオレンジ色や濃いピンク色、真っ赤になったものまで、丸い実がいくつもなっています。

正門を入ってすぐのサワラの木のそばにあるので、入ってくるときは気づきにくいかもしれません。

松聲閣の玄関を出て、右手にありますので、目にも鮮やかなヤマボウシの実を見上げてみてください。

 

このヤマボウシ、食べられるのをご存知ですか?

生でそのまま食べたり、ジャムにしたりと、様々な楽しみ方ができます。

気になる方は、機会がありましたらぜひ試してみてください。

当園では不必要な植物採集はできませんので、食べたことのないスタッフたちも興味津々です。

ちなみに食べたことのあるスタッフの感想は、「おいしい」と「あんまり…」に分かれました。

 

いずれにせよ、見ているだけでも心がなごむような、ヤマボウシのかわいらしい赤い実です。

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