日本庭園は虫たちの季節
こんにちは、肥後細川庭園です。
暑い日が続きますね。
日本庭園内もすっかり緑が濃くなり、夏の強い日差しが降り注いでいます。
庭園に広がる、大きな池を少し注意して眺めると、
この季節、たくさんのトンボたちが飛び交っているのをご覧いただけます。
一番目にするのはコシアキトンボ。全身は黒い小さなトンボですが、腹部の真ん中に白い帯のような筋が入っています。「コシアキ」の名前の由来にもなっている模様です。オスは岸に近い水面を縄張りをはって飛び回り、他のオスやトンボが来ると追い回して追い払います。
日当たりの良い岸にはシオカラトンボ。薄青白い身体が特徴の一番身近なトンボです。
樹木の木陰に近い所ではオオシオカラトンボ。シオカラトンボよりも濃い青みのある身体が特徴です。
松聲閣前で打ち水をしていると、アカボシゴマダラやアオスジアゲハが水をのみにやってきます。チョウたちもきっと暑いのですね。
江戸時代の大名屋敷時代からの樹林地が、今も大切に守られている肥後細川庭園。都会の真ん中にあっても自然豊かであることを感じます。
庭園での休憩のひと時に、ぜひ虫たちにも目を向けてみてください。