ワークショップ「地唄舞へのいざない」
こんにちは、肥後細川庭園です。
さる6月4日、菊・朝顔の間でワークショップ「地唄舞へのいざない」が行われました。
主催の舞心の会様より、「ご自由にご見学ください」とありがたいお声がけをいただき、拝見しました。
今回は初心者向けのワークショップとのことですが、お着物を召した華やかなお客様が多数お見えになっており、真の初心者である松聲閣スタッフはちょっと緊張…
まずは語り部・女優・作家と多方面でご活躍の藤本しのさんによる語りです。
今回は「芦刈」を現代語で語ってくださいました。
優しいお声での語りに、たちまち引き込まれます。
清々しい、しっとりとした時間でした。
続いては、地唄舞 花崎流の花崎玉女さんによる、舞と指導です。
先の語りで聞いた「芦刈」を、今度は地唄舞で体感します。
地唄舞としてはポピュラーな演目だそうです。花崎流では短い曲となっているので、今回ワークショップで取り上げられたそうです。
事前にお聞きしたところによると、体の内側にある広大で普遍的な世界が、体と技術を通して表れてくる。それが地唄舞をとりまく世界観の特徴の一つだそうです。
今回のワークショップでは、そうした世界を感じる雰囲気を通して、自分のうち深くに共有する地唄舞の世界観を見てもらいたい、とおっしゃっていました。
休憩をはさんだ後、地唄舞「江戸土産」の鑑賞があり、会はお開きとなりました。
貴重な機会に見学でき、素晴らしい体験でした。
舞心の会様、ありがとうございます。
これからも、さまざまな催しで、ご利用いただけるよう、願っております。
松聲閣の和室や洋室は、条件を満たせばどなたでもご利用いただけます。
ご興味がある方は、松聲閣の利用案内をご覧ください。
6月11日追記です。
舞心の会様より、画像をいただきました。
美しい舞の所作が伝わってきます。ご提供ありがとうございました!