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和の伝統芸能鑑賞「能」開催しました!

こんにちは、肥後細川庭園です。

さくらウィーク2週目となりました。冷たい雨が降り続いたせいか、庭園の桜はまだ3分咲きほどで、完全には目が覚めていないようです…

それでも、よく晴れた本日は、たくさんのお客様にご来園いただきました。

3月18日にオープンした広場で、皆さん思い思いにお花見を楽しんでいらっしゃいました。

 

一方、松聲閣館内では、「和の伝統芸能鑑賞」を開催しました。

本日のテーマは「能」です。

講師に、観世流能楽師の十二世山階彌右衛門さんをお迎えしました。

 

まずは、能の所作や「こけらおとし」などの用語の由来、小面・般若などの能面についての解説など、そもそも能とはいったいどのようなものであるか、のお話がありました。

ユーモアたっぷりのトークに加え、時にはパネルを使って、ヴィジュアルでわかりやすい説明に、会場からは笑いとともに、「うんうん」「ほー」と声が上がり、リラックスしたムードでした。

 

今度は全員で声を出して、謡(うたい)の練習。

「お腹から声を出して」と2回続けて練習し、能の呼吸を体験しました。

その後、観世流能楽師の武田祥照さんが装束をつけて登場し、普段は見られない面や冠の付け方から、羽衣の着付けまでを、その場で見ることができました。

 

最後に、「羽衣」の一部分をご披露いただきました。

「羽衣」は、天人の羽衣を手に入れた漁師が、羽衣を返すのと引き換えに天上の舞を見せてほしい、と頼み、その願いどおりに天人が美しく舞う…という作品です。

迫力の謡、そして舞に、それまでのリラックスムードが一変、幽玄の世界が広がりました。

 

 

質問コーナーでは、多くの質問が飛び出し、終了後も、お二人との会話や写真撮影など、和気あいあいとした時間が生まれました。

こんな間近で能を鑑賞して、能楽師の方とふれあう機会は貴重だと、参加した方々から感想をいただきました。

これからも、こうした鑑賞会を企画していきたいと思いますので、今回ご参加の方も、この記事で興味を持ってくださった方も、どうぞご期待ください!

 

 

 

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