こんばんは、肥後細川庭園です 。
肥後椿の花が咲きました。
この木は松聲閣の和室前に、昨年11月に植えられました。
肥後椿は、「肥後六花」という、熊本では門外不出の花として知られる六つの花の一つです。
それを特別に分けてもらった一株なのです。
熊本とは土も水も違う慣れない土地で、この木は大変な思いをしているのかもしれない。
公園によくおいでの常連さんたちも、スタッフ一同も、見守ってきました。
確かに、見頃は2月から4月にかけてですので、咲いていておかしくはないのですが、これまで全く花を付けませんでしたので、今年は難しいかもしれない…と来年に期待をかけていたところ…
ここにきて、真っ赤な花を咲かせました。
ただし、この満開の一輪は、地上からは見えません。
2階の展望室「山茶花の間」の窓から見下ろすと、可憐な花が咲いているのが見えます。
ほかにも2つ、つぼみが見られますが、こちらも、地上からは見えにくいところにあります。
おいでになったらぜひ、松聲閣の2階へ上がって、熊本から遠く離れた東京の地で花を咲かせる肥後椿の健気な姿を眺めてください。
実は地上から見える花が一つだけ咲いています。
そばに来て、屈んでみると、もう一輪。
そっと、そっと顔をのぞかせています。
奥ゆかしいにもほどがある…!
椿ですけど、大和撫子の奥ゆかしさを持つ、当園の肥後椿です。
こんにちは、肥後細川庭園です。
新緑の美しく輝く4/16(日)、肥後細川庭園 松聲閣(しょうせいかく)の中庭にて、
佐藤健さんの、『るろうにほん 熊本へ』の発売記者会見が行われました。
この本は佐藤さんが、熊本観光の震災からの復興を祈念して制作されたものだそうで、
そのご縁で、会見会場には熊本にゆかりのある本庭園が選ばれました。
昨年の夏に4日間、佐藤健さんご自身が熊本の魅力ある風景や人々、
馬刺しやあか牛など美味しいもの等を巡り、紹介する本にしたものです。
会見では、震災復興への思いや魅力ある熊本の観光についてのお話があり、
熊本名物の「だご汁」も出席関係者にふるまわれました。