月: 2017年2月

さくらウィーク3月18日に「肥後細川庭園」へと名称を変更する新江戸川公園では、お花見のお客様が訪れる3月下旬より4月上旬の土曜日・日曜日に「さくらウィーク」と題し、さまざまなイベントを行います。

狂言や能、落語など、和の伝統芸能を鑑賞する会のほか、桜が色づく庭園をボランティアがガイドするガイドツアーを行います。

さらに、喫茶「椿」では期間限定で“桜餅”をお楽しみいただけます。

春の空に咲き誇る桜とともに、雅なひとときをお過ごしください。

 

「和の伝統芸能鑑賞」 ※事前申込制

◆狂言の魅力~「盆山」で演じる愉快な動物たち

※開催終了。ご来場ありがとうございました!

気持ちや動作を表現する「所作」を通じて狂言の「笑い」を解説します。
擬音などの様々な技を披露するとともに、狂言の基本的な演出が多く取り入れられている「盆山」の一場面を実演します。

野村太一郎 擬音アップ

3月26日(日)13:00~14:30

出演:野村 太一郎 ほか
参加費:1,200円(お菓子付)
定員:40名

 

◆能の魅力 ~ 天女伝説「羽衣」の実演と解説

※開催終了。ご来場ありがとうございました!

幽玄の能の世界を、能面や能装束を見ながらわかりやすく解説します。
今回は天女伝説に題材をとった桜の季節にぴったりの演目「羽衣」を取り上げ、その一場面を実演します。

能舞

4月2日(日)13:00~14:30  

出演:山階 彌右衛門 ほか
参加費:1,200円(お菓子付)
定員:40名

 

◆松聲閣寄席 ~ 春の笑い満開!  ※満席となりましたので応募を締め切ります。

松聲閣寄席ふたたび!江戸時代に成立し、話し方と仕草で聴く人を魅了する落語をお楽しみください。
演目は当日のお楽しみ。春らしい演目で、あたたかい笑いをお届けします。

落語 (3) - コピー

4月9日(日)13:00~14:00   ※満員御礼。ご応募ありがとうございました。

出演:金原亭 龍馬
参加費:1,200円(お菓子付)
定員:50名  ※満員御礼。ご応募ありがとうございました。

◆会 場:
肥後細川庭園(旧名・新江戸川公園) 松聲閣

 

◆応募方法
下記「応募の注意」をよく読み、「さくらウィーク申込」のタイトルで下記①~⑥の必要事項を明記の上、「往復ハガキ」「FAX」または「メール」にてお申込みください。

松聲閣窓口でも受け付けます。直接ご来館ください。

◆応募の注意

・複数の公演にお申込みの場合は公演ごとに1通ずつお送りください。
・受付後、参加の可否についてのご連絡します。
※メールの方はメールで、ファックスの方はファックスでご連絡します。
往復ハガキには返信面にも宛名を記入してください。
・先着順に受付します。
・電話でのお申込は受付しません。
・参加費は当日承ります。
・未就学児のみのお申込みはご遠慮下さい。

◆必要事項
①希望する芸能(3月26日「狂言」、4月2日「能」、4月9日「落語」)
②郵便番号
③住所
④氏名(ふりがな)
⑤参加人数(2名まで)
⑥電話番号・FAX番号

 

◆申込先
肥後細川庭園(旧名・新江戸川公園)
松聲閣(しょうせいかく)
〒112-0015 文京区目白台1-1-22
FAX:03-6912-0156
メール:shin-edogawa@prfj.or.jp

 

「“たてものとお庭”のガイドツアー」ガイドphoto

庭園をめぐりながら、歴史と見どころ、日本庭園の魅力や周辺観光施設の情報をガイドします。
予約不要、参加費無料です。

3月25日(土)、26日(日)4月1日(土)、2日(日)の4日間

集合場所:松聲閣 車寄せ
時 間:13:30より(以後約10分毎に出発、最終出発14:30)
所要時間:約30分間

 

「季節の和菓子“桜餅”の呈茶サービス」

喫茶「椿」で召し上がれるお抹茶とお菓子のセットに、期間限定・1日30個限定で“桜餅”が登場します。
地元の老舗和菓子店の味を、ぜひご堪能ください。
もちろん、細川家の九曜紋が入った大人気のお菓子”加勢以多”のお抹茶セットも、いつも通り販売しています。

3月25日(土)、26日(日)4月1日(土)、2日(日)の4日間

料金:500円 (お抹茶と桜餅のセット) ※先着順。”桜餅”売切れ後は”加勢以多”になります。

 

こんにちは、新江戸川公園です。

この季節に珍しく、風もない暖かな午後に、賑やかなお客様がご来園になりました。

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近隣のデイサービスからのお客様です。
日本庭園を散策し、松聲閣の喫茶「椿」で、お抹茶とお菓子を楽しまれています。

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庭園の南口から松聲閣に向かう園路はバリアフリーになっているので、車椅子や杖を持たれるお客様も、安心してご利用いただけたそうです。

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なにはともあれ、皆さん楽しみにされていた、お抹茶です。
とても美味しそうに召し上がっておられます。

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いつものように、お菓子の「加勢以多」のご説明をさせたいただくと、チラシを見ながら、大変熱心に聞いていただきました。

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続いて、松聲閣の歴史についてご説明をさせていただきましたが、みなさん、人生の大先輩でいらっしゃるので、この地域の歴史に詳しい方ばかりで、それも半端ではありません。
いろいろとお教えいただき、誠にありがとうございました。
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そして、こちらで江戸地図をじっと眺めておられるお客様は、かつて細川護立侯爵とご交流がありました。

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この方は、少年時代に上野の東京国立博物館の写真室に勤務され、細川護立侯爵と何度もお会いすることがあったそうです。「護立侯爵は、すらりとした背の高い紳士で、自分のような小僧に対しても、いつも優しく声をかけていただける素敵な方でした」とのことです。

下の画像で見ておられる写真は、明治20年頃に撮影された松聲閣ですが、「写真中央に写っている少年が細川護立侯爵の少年時代と思われます……」とご説明すると、お顔の特徴などを確かめながら、懐かしそうにいつまでも眺めておられました。

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みなさん、喫茶「椿」が大変気に入られたようで、日本庭園の景色を眺めながら、デイサービスのスタッフの方とともに、楽しく賑やかなひとときを過ごしておられます。

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たっぷりとお楽しみいただき、玄関に設けられたスロープより、お帰りの準備です。

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松聲閣のスタッフも、お手伝いをさせていただいております。

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全員、準備が整ったところで、記念撮影をさせていただきました。
本日は、松聲閣の歴史とともに生きてこられた人生の大先輩のお客様でした。
お近くですので、また是非お越し下さい。

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それではまた!

こんにちは、新江戸川公園です。

前日の冷たい雨とはうって変わって、今朝はキリリとした青空となりました。
松聲閣前の紅白の梅も、青空に負けじと鮮やかな色を放っています。

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一方、庭園内でも、少しずつですが春の兆しを感じることができます。
こちらは滝の近くで見つけたスミレの花です。

 

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松聲閣の集会室では、暖かな和室で、本日のお客様「こゆるき会」様が、雅な日本の伝統文化を楽しんでおられました。 見学歓迎!とのありがたいお言葉をいただきましたので、ご紹介をさせていただきます。

 

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こちらは「耳香」という遊びです。

筒の中に小さなあずきを入れて振り、数を当てる遊びですが、作法が実に雅です。

聞き分ける豆の数は、3粒・5粒・7粒の3種類ですが、数の呼び方が、3は「三吉野」、5は「五月雨」、7は「七夕」と決められていて、試香(最初にそれぞれの数の入った筒を試しに振る)際に、 「み~よ~し~の~」とゆったり感あふれる声で数を告げる光景は、その場にいるだけで癒されます。

 

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こちらは当てた数を示すための札です。

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見ているだけでも嬉しくなる、美しいお道具ですね。

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香元による試香です。

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参加者による本香です。

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緊張感漂う、張りつめた空気が感じられますが……

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それは最初のうちだけです。
作法は細かいのですが、れっきとした遊びなので……

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すぐに和気藹々、笑顔がこぼれます。

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次にご紹介する遊びは、「貝合わせ」です。
平安時代の宮中で始まった遊びです。

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ハマグリの貝を使った神経衰弱のようなルールで、二枚貝は本来の組み合わせでなければぴったりと合わないので、裏返した貝のペアを探します。

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内側の図柄は、源氏物語や伊勢物語などの絵が主流ですが、本日ご利用の図柄は、「花貝合わせ」といって、すべて植物を題材にしています。

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こちらは実演中の風景です。

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本日はこのほかにも和歌を詠まれるなど、ゆったりとした一日を楽しんでおられました。

 

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気が付けば、午前中の青空がみぞれ交じりの雪に変わってしまいましたが、夕方には雨も上がりました。

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本日は、日本庭園の景色が美しい松聲閣の和室にぴったりのご利用をいただきました。
またご来館ください。

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 それではまた!

 

 

 

 

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