月: 2016年10月

こんにちは。新江戸川公園 松聲閣です。

新江戸川公園では、7月から月に一回、松聲閣ガイドボランティアの勉強会を行っています。
もっと新江戸川公園と松聲閣の魅力を伝えたい!と集まったボランティアさんたちの自主勉強会です。

これまでに、7月は「樹木」、8月は「庭園」、9月は「歴史」をテーマに、お互いの知識を持ち寄って、学んできました。

メンバーは、これまで文京区内で活躍されてきた知恵も経験もあるベテラン揃い。

ですが…

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時に考え込んだり…

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時に熱い議論を交わしたり…

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和気あいあい。

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第4回となる今回は、これまで学んだことをさらにステップアップさせたい、と、初めて講師をお招きし、専門研修を行いました。

講師は虹設計事務所の小林冬樹さんです。
小林さんは、ランドスケープ設計の分野で活躍されており、当公園のリニューアル工事に際して、植生調査や改修設計に携わった方です。

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今回は「細川屋敷と庭園の移り変わり、変わったこと、変わらぬもの」をテーマに、お話ししていただきました。

新江戸川公園は、来年の3月に「肥後細川庭園」に名称を変更します。
細川家との深いゆかりについて、小林さんは、明治期の詳細な地図や写真を使い、丁寧に説明してくださいました。

みんな、メモを取るのに必死!
松聲閣スタッフも初めて見る資料がいくつもあり、新たなことを知る、興奮の連続でした。DSCF4299

ボランティアの皆さんからは、時に鋭い質問も飛び出しました。

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小林さんは「細川家が作った」ことに価値がある、と言います。

かつて、江戸には無数の大名庭園がありました。
しかし、今残っているのはほんのわずか。しかも当時の姿をとどめているのはそのなかでもごく少数。
多くの庭園は、長い年月の中で、土地を削られたり、その姿を別のものに変えられたりしています。

新江戸川公園には、今の東京ではめずらしいアカマツやハゼを含む崖地の樹林と、明るく開けた水面や芝地があります。
現在残っている史料から推測すると、江戸時代からおそらくほとんど変わらない風景が、今に伝えられているそうです。

「約200年前と同じ景色を私たちが見られるのは、ここを整備・維持した細川家の素晴らしい見識のおかげ」、との小林さんの言葉に、参加者はうなずいていました。

小林さん、実り多い時間を、ありがとうございました!

松聲閣ガイドボランティアは11月25日(土)、26日(日)、12月3日(土)、4日(日)のそれぞれ14:00から、秋の紅葉ガイドツアーを行います。
参加費は無料、当日その場で受付をします。
ガイドから「ここだけの話」を聞きたい方は、どうぞお越しください!

 

こんにちは、新江戸川公園です。

刀剣乱舞コラボイベントでは、2万5千人を超えるお客様が永青文庫に来場され、新江戸川公園も歌仙兼定のパネル展示や刀剣講座が大盛況となりました。
また、9月のシルバーウイークに開催されたアンティーク着物展も、800名を超えるお客様にお越しいただき、華やかな着物姿のお客様で日本庭園に彩りを添えていただきました。

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松聲閣の「椿の間」では、お抹茶や冷たいグリーンティーと熊本のお菓子「加勢以多」でおもてなしをさせていただき、スタッフも全国からお越しのお客様と楽しい交流をさせていただきました。
お客様のお話では、永世文庫や松聲閣の展示をご覧いただいたあとには、周辺地域をゆっくり散策される方が多く、昼食はホテル椿山荘東京のレストランをご利用される方もいらっしゃいました。

そこで今回は、ホテル椿山荘東京の日本庭園散策と、館内のランチスポットをご紹介いたします。

新江戸川公園の南門を出て神田川沿いを下ってゆきますと、間もなくホテル椿山荘東京の「冠木門」に到着します。

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みどり濃い庭園内を奥に進んでゆきますと……

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幽翠池のほとりには、ひときわ立派な庚申塔があります。
江戸時代初期には各地で庚申信教が盛んになり、数多くの庚申供養塔が建立されました。この庚申塚は寛文9年(1669年)に作られたもので、早稲田から関口に抜ける野道があった昔より、この場所にあったと伝えられています。

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その先には、羅漢石が置かれています。

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江戸時代中期の画家、伊藤若冲の下絵による五百羅漢のうちの20体で、京都伏見の石峰寺にあったものを大正14年頃に移したと伝えられています。
この大正14年は、新江戸川公園の松聲閣が上棟された年と同じですので、ご縁を感じますね。

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朱色の弁慶橋を渡ってホテルの館内に入り、エスカレーターでエントランス・ロビーのある3階に向かいます。こちらの通路にはペストリー&チーズショップがあり、お菓子やケーキ、ホテルのロゴマークが入ったどら焼きなども販売されています。

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大きな窓からは、三重塔「圓通閣」が臨めます。

DSCF4184 のコピー

 

こちらが本日お邪魔したカジュアルダイニング・レストラン、「ザ・ビストロ」です。

本日のシーズナルランチは、真鯛のポワレ。
前菜はこちらです。

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そしてこちらがメインです。
このコースには、プラス400円〜1,000円で、前菜のchangeやスープとメインディッシュの追加もできます。DSCF5049

デザートはメイプルシフォンケーキです。
ドリンクはハーブティーをいただいています。 DSCF5060

このランチのお値段は2900円です。
庭園の景色を楽しみながら、デザートや飲み物が付いてこのお値段ですので、大変お手頃です。

新江戸川公園をご利用いただいたあとは、お隣の永青文庫野間記念館とともに、爽やかな秋の散策をお楽しみください。

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それではまた!

 

 

 

こんにちは、新江戸川公園です。

10月10日の体育の日、新江戸川公園のお隣の目白台運動公園では、年に一度のビッグイベント「目白台運動公園フェスタ」が開催されました。

このイベントは、参加費無料の「スポーツ講座」をはじめ、ハンモックや落ち葉プール、ラベンダーソープ作りなどが楽しめる「のびのび芝生広場ゾーン」、ご近所の「オトノハ・カフェ」や地元の「斎藤商店」などによる「ファーマーズマーケット」、さらには「グラウンドゴルフ」の交流試合やテニスコート・フットサルコートの無料開放など、盛りだくさんです。

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今回の公園だよりでは、スポーツ講座と新江戸川公園のご利用をセットでご用意した「ポールウオーキング教室」をご紹介します。

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ポールウォーキングはノルディックウォーキングと同様に、専用のポールを使って歩くエクササイズですが、それぞれの成り立ちは、ノルディックウォーキングがスキー、ポールウォーキングがフィットネスを原型としています。

大きな違いは、例えばポールの突き方を見てみると、ノルディックウォーキングが「後方に押し出す」スタイルに対してポールウォーキングは「前に突き出す」スタイルになるので、街中でも安全にウォーキングを楽しむことができます。

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今回の講師は、日本ポールウォーキング協会マスターコーチプロの平岡先生です。

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まずはポールの持ち方から。

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そして姿勢。
背筋をしっかりと伸ばして、視線は遠くに。

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歩幅はいつもよりも半歩前に出すつもりで。

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実際にやってみます。
ポールと足を交互に出すのに、少々慣れが必要です。

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ウォーミングアップを兼ねて、歩いてみます。
背筋を伸ばして視線は遠くに。

スタートは多少ギゴチないようですが……

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帰りはもうこのように、余裕の笑顔で到着です。

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さらにいくつかのポイントを説明して

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本格的なウォーキングを前に、ポールを活用した柔軟体操。

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いよいよウォーキング開始です。

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公園内を一回りして……

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公園の外では、坂道の歩き方講習です。
こちらは目白台運動公園と新江戸川公園の間にある、通称「幽霊坂」です。
この坂では、夜になると新江戸川公園の樹林に住むタヌキの散歩姿を見かけることがあります。

 

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坂道では、まずはポールを持たずに登ってみます。        DSC_0358

次に、ポールを持って登るポイントの説明です。

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さっそくやってみます。
ポールを持つと、楽に登ってゆけるようですね。

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降りる時のポイントも丁寧にコーチします。

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最後は講師の先導で、一緒に登ります。
みなさん、すっかり肩の力も抜けて、エクササイズを楽しんでおられますね。

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目白台運動公園に到着。DSC_0380

講座修了後はクールダウンの後に、ふたたび坂を降りて、新江戸川公園に向かいます。
松聲閣の和室では特別に、熊本の「加勢以多」と、玉露園の「グリーンティー」でのどを潤していただきます。

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日本庭園の眺めを楽しみながら、建物の歴史とお庭のガイドとともに……

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本日は小学生のお客様が多いので、熊本の伝統工芸品「花手箱」や「おばけの金太」で遊んでいただきました。

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目白台運動公園は新江戸川公園から幽霊坂を登ってすぐの場所にあります。
きれいな芝生広場や噴水池、スポーツ施設がありますので、こちらもぜひお寄りください。

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それではまた!

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