芸術の秋
こんにちは、新江戸川公園です。
7月9日より始まった、永青文庫「歌仙兼定登場」と文京区とのコラボイベントは、残すところ3日間。
永青文庫では、9月14日に2万人目のお客様をお迎えし、期間中は新江戸川公園にも全国からたくさんのお客様で賑わっています。
本日も朝から大勢の刀剣ファンがお越しになっていますが、秋の気配とともに、年配のご夫婦やお子様連れのファミリー、歴史研究会グループ、スケッチ会などのお客様もたくさんいらっしゃいました。
こちらは日本庭園の風景をスケッチされているグループの皆様です。
こちらは、以前からお越しいただいている地元のお客様で、お仕事は「美術背景」を専門とされています。
最近は、現在公開中の映画 「君の名は」 の背景を担当されていたそうです。
本日は多忙なお仕事の合間を縫って、日本庭園の風景を描いておられます。
そしてこちらは、本日から松聲閣で開催されている「白銀師の芸術・はばきの展示」です。
「鎺(はばき)」は、刀の刀身が鞘から抜け落ちるのを防ぐとともに、刀身が鞘の内部に触れないように固定する機能があります。鞘の中では、刀身を「浮いた状態」にして錆を防ぐ必要があるので、日本刀の付属金具の中では、最も重要な役目を持ちます。
白銀師は、はばきをはじめとして、日本刀の柄や鞘などに装着する金工を製作する職人で、その作品は刀の機能を満たしながら、一つ一つが美しい芸術作品でもあります。
これらの作品の作者、白銀師の宮島進二郎氏は、文京区伝統工芸会に所属し、平成18年に東京都優秀技能者に認定され、写真のような美しい金工を制作されています。
「白銀師の芸術・はばきの展示」は、本日より9月19日まで、松聲閣の玄関ホールで展示しています。
芸術の秋、そしていよいよ食欲の秋。
公園の周辺には、ホテル椿山荘東京、oto no ha Cafeなどのレストランやカフェがありますので、ご来園の際には、併せてご利用ください。
それではまた!