2016年9月24日
こんにちは、新江戸川公園です。
9月22日より、大正〜昭和のアンティーク着物33点を展示する「邸宅で見るアンティーク着物展」が開催されています。
この展示会は、アンティーク着物愛好会と新江戸川公園の共催で開催されるもので、大正ロマン溢れる松聲閣と日本庭園を大変気に入ってくださった会の方々が、この催しにぴったりの会場として松聲閣での開催を希望され、実現に至りました。

ようやく夏の暑さから開放されて、本格的な秋を目前にして日本庭園の池のほとりには、ヒガンバナが咲き始めています。

あいにくの雨模様の中でも、美しい着物をお召しになったお客様が、次々といらっしゃいます。

日本庭園には、やはり和服が似合います。
お客様から許可をいただいて、緑濃いお庭を背景に記念撮影です。

松聲閣の館内では、洋室と和室のすべてを使って、春夏秋冬の四季にちなんだ装いを展示しています。




本日と明日の2日間は、ギャラリートークも開催されています。
本日のテーマは「アンティーク着物に親しむ」です。
アンティーク着物の柄は、大正時代〜昭和初期の流行を敏感に取り入れながら、アールヌーボーやアールデコのデザインで表現されています。
伝統的な紋様から開放されて、動植物・音楽・文学・スポーツ・映画・工業製品など、あらゆるモチーフをストレートに取り込んでいます。




館内の廊下には、人気投票の投票箱が置かれています。


受付では、ホテル椿山荘東京のレストラン割引券と、講談社野間記念館で開催されている「横山大観展」の割引券を配布しています。
先日まで開催していた「刀剣コラボイベント」の期間中も、ホテル椿山荘東京や野間記念館は、若い女性のお客様で大変賑わっていたとのことで、今回も同様に、着物姿の女性で華やぐことでしょう。

こちらは、和室の縁側でお庭の風景を楽しんでおられるお客様です。
許可をいただき、楽しそうな語らいの様子を撮影させていただきました。
ちなみに、こちらの大きな窓ガラスも、大正時代に導入された「機械吹き円筒法」の製法で作られたと思われる、表面にに波打ちが見られるレトロなガラスです。

「椿の間」の窓ガラスも同様に、古い製法で作られたもので、お抹茶をいただきながら、大正をマンを楽しんでいただくことができます。
こちらの女性は着物に袴をお召しですが、お話を伺うと刀剣ファンのお客様で、もう何度も永青文庫と松聲閣をご利用いただいているそうです。いつもありがとうございます。

本日は他にも、刀剣ファンが大勢いらっしゃいました。
こちらのお客様もお洒落な帽子に袴姿でしたので、間違いなく大正ロマンの着物愛好家とお見受けしましたが、いざお話を伺ってみると熱心な刀剣ファンで、たたら製鉄について、大変専門的なお話を伺いました。ありがとうございます。

アンティーク着物展は、明日の日曜日が最終日です。
明日こそは、着物日和の爽やかな晴天を期待しています。

それではまた!