月: 2016年6月

こんにちは、新江戸川公園です。

7月は五節句の七夕(しちせき)の月です。

本日より、松聲閣の「椿」の床の間に、七夕飾りを展示しています。
作品は、お茶の水おりがみ会館の、瀬沼絢子先生にお願いしました。

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七夕飾りの由来は、室町時代の頃に中国から伝わった乞巧奠(きこうでん)の行事が元で、機織や裁縫、技芸の上達を願って祭壇をつくり、お供え物を置いたのだそうです。
そして笹竹は、正月の松飾と同様に神聖な神の依り代の役割を持ち、五色の短冊は、当時は五色の織り糸だったそうです。

この五色の織り糸は江戸時代になって七夕が庶民にも浸透すると、高価な布ではなく紙を用いるようになり、手習いの上達を願って短冊に願い事を書くようになりました。また、五色(青・赤・黄・白・紫)の由来は中国の陰陽五行説によるもので、「木・火・土・金・水」を意味する「青・赤・黄・白・黒」が本来の色です。

笹竹に吊るされている飾りにも意味があり、「紙衣」は女の子の裁縫の上達や病衣・災害の身代わりとして飾られ、「網飾り」は海の恵みへの感謝や幸福を絡め取る願いが込められています。また「折鶴」は家族の健康と長寿、「屑籠」は物を大切にする倹約と清潔の心を養います。

☆7月7日の晩には、綺麗な星空になりますように!

それではまた。

こんにちは、新江戸川公園です。

今日は、日本庭園に飛来するアオサギをご紹介します。

 

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この鳥は本州〜四国地域には周年生息する留鳥で、体長は90㎝前後、羽を広げると150〜170にもなり、日本のサギの中では最大サイズです。

食性は動物食で、魚類や両生類、鳥類の雛、小型ほ乳類、甲殻類、昆虫などを食べます。

捕食の方法は、写真のように水辺で待ち伏せたり、水辺や浅瀬を徘徊しながら獲物を探します。獲物を見つけると、素早く頸部を伸ばして嘴で刺したりしながら捕食します。

 

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最初は池の護岸杭に沿って獲物を探していましたが、なかなか見つからない様子でした。

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獲物を探しながらゆっくりと大池から小池に移動してゆきますが、ちょうど土橋のある部分は、橋の下をくぐらずに 、園路に上がってスタスタと歩き出しました。

 

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このユーモラスな光景には、対岸から観察していたカメラマンやお子様連れのファミリーも大喜びです。

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捕食チャレンジは続きます。

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やっと何かを捕らえた模様。

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これはザリガニですね。

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何度かくちばしで回転させて、飲み込みます。

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幸せいっぱい腹一杯(?)となったアオサギは、次の餌を求めて優雅に飛立ってゆきました。

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それではまた!

こんにちは、新江戸川公園です。

本日は、フランスからインターンシップにきた学生さん(ヴェルサイユ造園学校)に、

お立ち寄りいただきました。

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まずは散策しつつ、池泉回遊式ならではの景色の移り変わりを楽しんでいただいたり、、

昔の松聲閣の写真をご覧いただきつつ、建物の精巧な再現状況を学んでいただいたり、、

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とくに、庭園内の”ししおどし”の構造とその名前の由来、

そして、建物内の掛け軸や伝統工芸品の山鹿灯籠(やまがとうろう)には興味津々のご様子でした。

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最後は、お楽しみの”Japanese Green Tea ”

季節のお菓子(のぼりあゆ)の解説に、丁寧に耳を傾けていただきつつ、、

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”ほっ”とひといき♪

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その後は、集会室にて、日本国内の公園状況に関する座学にいそしんでいただきました。

短い時間ながらも、心ゆくまで”日本のみどり”をご体験いただけたかと思います。

また帰国されてからも日本庭園や和文化の素晴らしさを発信いただければ、うれしい限りです。

ご来園ありがとうございました♪

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