肥後芍薬が見ごろとなりました
こんにちは、新江戸川公園です。
連休も半ばを過ぎ、庭園の新緑は日に日に輝きを増しています。
そんな中で、皆さんお待ちかねの、肥後芍薬が開花しました。
シャクヤクは古くから薬草として植えられ、肥後六花の中では最も早くに始まったものと言われています。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、和服の女性の姿の美しさのたとえとしてよく知られていますが、これらの植物はすべて、漢方では婦人病の薬草として活用されています。
例えば、シャクヤクは冷え性や産後の疲労回復。ボタンは便秘。ユリは乳腺炎やできものの薬草です。
シャクヤクの薬効は西洋でも古くから活用され、学名 Paeonia lactifloraのペオニアはギリシャ神話の医神、「Paeon(ペオン)」に由来します。
新江戸川公園の肥後芍薬は、松聲閣の内庭の水琴窟の隣に咲いています。
開花期間はわずかですので、お早目にお越しください。