”和にちなんだ演奏会”レポート~狂言編~
こんにちは、新江戸川公園 松聲閣です。さくらウィークもいよいよ今週末を残すところのみとなりました。
今回は、”和にちなんだ演奏会”の『狂言(きょうげん)』のレポートです。
狂言の講師は、能楽師 狂言方和泉流である、野村 太一郎(のむらたいちろう) です。
野村講師曰く、狂言は、能楽の”緊張感”の合間のリラックス時間で、笑っていただくためのお芝居とのこと。
そして能楽は”仮面劇”であるのに対し、狂言は「セリフのお芝居」、かつアドリブの世界が主となるそうです。
狂言の面白さは、動物の”所作”や”鳴き声”にもあるそうで、「犬」や「蚊」などの実演をいただきました。
また笑いは長生きの秘訣ということで、講師も参加者も共に、腹の底から笑う仕草を体験をいただきました。
みんなの笑い声でみたされた、満員御礼の会場は、なかなかの迫力がありました。
最後に、狂言は「扇」が唯一の小道具で、これが武士の刀にもなり、お酒にもなり、なんでも表現するそうで、その扇を用いた「若松の舞い」をご披露いただきました。
たしかに、扇の使い方ひとつで、その場の雰囲気がかわるのが、とても印象的でした。
見る・聞くだけではなかなか感じ取れないもので、体験することで理解できる狂言の世界。
さくらウィーク最終日4/10に、もう1度、体験のチャンスあります!ぜひ狂言の世界をご堪能ください。