“1/16メモリアル・レポート”[熊本の縁(えにし)編]
こんにちは、新江戸川公園です。先日1/27のブログの続編となる、1/16メモリアルレポートです。
今回は、”肥後熊本藩細川家”に関連した文化と歴史を縁とする包括連携を交わしたことによる
「熊本との縁(えにし)編」です。
オープニング記念展示として、「熊本の伝統的工芸品」の職人による工芸制作実演が行われました。
まずは「肥後てまり」のご紹介。
♪ あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場(せんば)さ~・・・ ♪
ていう歌、ご存じの方も多いかと思います。実は、この歌の正式名称 ”肥後てまり唄”
といいます。その歴史ある「肥後てまり」の制作風景ですが一個一個、手縫いで作られています!
次は、「肥後象がん」の紹介。
肥後象がんは、約400年の伝統に裏打ちされた県を代表する金工品とのこと。
深い黒地に浮かぶ金銀の繊細な意匠、使うほどに増す美しさから、「重厚にして雅味」な逸品といわれいるそうです。写真を見ても、いかに緻密な作業をされているかが、お分かりいただけるかと思います。
最後は、「山鹿灯篭(やまがとうろう)」のご紹介。
※ 山鹿灯篭をご存じない方、よろしければ、まず「山鹿灯篭まつり」で、画像検索ください。
「山鹿灯篭まつり」とは、浴衣姿の女性が、金灯篭(かなとうろう)を頭にのせ、踊り歩くお祭りで、熊本県を代表する年中行事のひとつとして数えられています。
この「「山鹿灯篭」、何と”紙”だけで作られていて、製作者の職人さんは 「灯篭師」と呼ばれているそうです。
そして、灯篭師の技術をいかんなく発揮してつくられた作品が、こちらです。
こちらは、「古今伝授の間」といわれ、熊本にある細川家の大名庭園「水前寺成就園」に再現されているたてものです。
一見、もう実物と見間違ってしまうほど、精巧な造りです。
これらの展示は、1/16-17で行われたものでしたが、肥後熊本藩そして細川家の奥深さを
改めて知る機会となった貴重な展示でした。
この貴重な機会を活かし、今後も『熊本との縁(えにし)』を、紡いでいけたらと思います!